ダッフルコートとピーコート
2017年10月31日営業日記
衣替えの季節も過ぎて、朝晩すっかり寒くなってきましたね。
冬物のコートやセーター、あったかインナーなど、タンスの中を入替されるのにお忙しい今日この頃、
皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて今回はこの季節に採寸・販売を行っているピーコートとダッフルコートについて取り上げてみようと思います。
ダッフルコートとピーコートは、北欧の漁師の仕事着として生まれましたが、第二次世界大戦時イギリス海軍が防寒着として使用し、そこで余った在庫品が大戦後、市場に出回ったことで一般に普及したようです。
ダッフルの語源は、有名なフランダースの犬の舞台となったベルギーのアントワープ近郊のデュフェルという都市名に由来するそうです。
ダッフルコートの前側は、トグルと称される角型の留め具を紐のループで留めるスタイルになっているため手袋を着用したままでも脱着できるのが特徴です。
ピーコートは、主にフランスのブリュターニュ地方の漁師が着用していたようです。
船の甲板では風向きにより左右どちらでも上前を変えなくてはいけないので、それが容易にできるように作られています。また、片方のボタンが破損してももう片方で留められるという機能確保の面もあるようです。
このように衣服には、歴史的な背景が隠されているものも多く、調べてみると普段何気なく着ている服に興味や愛着がわくかもしれませんね。
秋の夜長の楽しみの一つにいかがでしょうか?
今回取り上げたダッフルコート・ピーコートは、キョーリツ各店にて取り扱っております、デザインや色などの指定がある学校様もありますので、先ずは弊社までお気軽にお問合せください。