ウール(羊毛)とは
2015年11月28日営業日記
こんにちは
紅葉もちょうど見頃、皆さんは出かけられましたか?
私達は、コートなど防寒着の販売をしながら、来春の新入学に備え商品準備が忙しくなってきています。
さて、今日は学生服生地の多くに使われているウール(羊毛)の話です。ウールが、羊の毛だということは御存じだと思いますが、意外にその性質や取り扱い方は見過ごしがちです。
ウールとは、羊の毛をかり、加工し、糸につむいで編んだものです。羊の生命を守る自然の力が、私達の衣料としてもパワーを発揮し、保温力が高く、湿気を吸収し、伸び縮みが良く、汚れにくく燃えにくい優れた特徴を持っているのです。
ウールは正しく取り扱えば、これら良い特性を長持ちさせることができますが、反面、洗いによる縮みや、アイロンに弱いこと、虫に食われやすいなどのデリケートな弱点もあります。
戦後、ウールをポリエステルなどと混ぜつむぐ技術も発達し、洗濯しやすさなどの合成繊維の長所も取り入れて繊維素材は大きく進歩してきました。
それぞれの生地にあった取り扱い方法は、ご購入時にしおりを入れていますので、ぜひお読みいただき、快適なスクールライフを送ってください。
さて、我国はその羊毛のほとんどをオーストラリアやニュージーランドなどから輸入していますが、最近の中国での需要激増や、干ばつや食肉転用などでの産毛量の減少により、どんどん足りなくなってきているそうです。
私達があたりまえに着ているウール製品、実はとても貴重な自然の恵みだったのです。
あらためて羊くんに感謝しなくてはいけませんね。
では
HIROCA
2015年11月26日お知らせ
全国で初となる地域電子マネーHIROCA(ヒロカ)は、
学生服のキョーリツ全店舗にてご利用いただけます。
是非、ご利用ください。
使用期限は平成28年2月28日までとなります。
学ランのランってなに?
2015年11月12日制服について
以前お客様との会話の中で
「詰襟のことを学ランって言うけど学は学生服の略でしょうけどランはなに?」
と聞かれたことがあります。
その答えはなんと江戸時代にまで遡ります。
当時の日本は鎖国中でしたが唯一オランダ(阿蘭陀)とのみ貿易をしていました。
その為、西洋のものは「蘭」を使って表すことが多かったのです。
洋服も例外ではなく当時は「蘭服」と呼ばれていました。
それが学生の着る洋服であることから「学生服=学蘭」となったそうです。
今では洋服のことも蘭服とは呼ばなくなりましたが何故「学ラン」は残っているのかは謎ですね。