さよなら卯年 またきて辰年
2023年12月25日営業日記
皆さま、こんにちは!
学生服のキョーリツのブログをご覧いただきありがとうございます。
今年も残すところあと一週間となりました。この一年あっという間に過ぎていったなぁと
毎年同じ台詞をぼやいている気がします。
店内も年末モードに切り替え、大掃除とお正月の準備に取り掛かっています。
来年の干支は辰年になりますが、子供の頃自分用の年賀状を作るためには手描きせねばならず
参考資料が某国民的アニメのイラストしかなかった為、龍の絵は特に苦戦したことを思い出します。
(もちろん完成図は似せることすらできず散々でした…)
現在はデジタルになりあの頃よりもずっと簡単に年賀状を作ることができます。
ただ色鉛筆を駆使してひたすら絵を描くというあの体験は、当時右手が逝きかけましたが
今では良い思い出となっています。
それでは皆さま、よいお年を!
<年末年始の営業時間について>
本店・本通り店・五日市店
12/28(木)19:00まで
12/29(金)~1/4(木)お休み
(年始営業)
本店・本通り店
1/5(金)10:00~19:00
五日市店
1/5(金)11:00~19:00
下瀬美術館
2023年12月21日
皆さま、こんにちは!
学生服のキョーリツのブログをご覧いただきありがとうございます!
最近ふと時間が空いたのでずっと行きたかったある美術館「下瀬美術館」に行って参りました。
そこは今年の3月に開館した大竹市の海辺にある閑静な美術館。
魅力はたくさんありますがその一つとして建物自体が芸術品として仕上がっており
その中でさらにアートを楽しめるといった趣向が素晴らしかったです。
中でも目を引くのが作品を展示する可動展示室という建物で、
この8つある可動展示室、なんと水上に浮かんでるんですね。
まるで瀬戸内海に数ある島々のようで、実際に中に入ると水上にいる感覚がして新鮮でした。
広島の造船技術を利用して作られたというのも素敵でしたね。
また、外観もただ美しいだけでなく瀬戸内海の風景ともうまく溶け合ってより際立たせていたように思えます。
展示物もなかなか趣深いものもありましたので、もしご興味があれば行ってみてはいかがでしょうか?
制服展示会
2023年12月16日
皆さま、おはようございます!
学生服のキョーリツのブログをご覧いただきありがとうございます!
つい先日西日本某所にて学生服メーカーである株式会社トンボの制服展示会に行ってまいりました。
展示会の場所も駅近で迷子になりがちな私にも優しい配慮でした。
中に入ると社員の皆様が温かく出迎えてくださり丁寧な展示物の説明も非常に勉強になりました。
出入口にはトンボのマスコットキャラクターの学くんと衣乃ちゃんがお出迎えしていました。
今年のテーマは「THE BLAZER」とのことで、最近制服にブレザーを採用される学校が増えている中
そのブレザーについてより深い知見を広げる趣旨で取り上げたそうです。
実際歴史背景から最新の技術を用いた加工やデザインなど
ブレザーを様々な切り口から捉えた展示物は見ごたえがありました。
今回得た知見をさらに深め今後皆様のお役にたてるように頑張らせていただきます。
クリスマスツリー
2023年12月9日
皆さま、こんにちは!
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さて、12月に入り寒さも増し、朝布団から出るのがおっくうな季節に突入しました。毎朝自分との戦いです。
色々なところでイルミネーションが灯るようになってきて、五日市店の店頭にもクリスマスツリーを飾りました。
モールやライトをツリーにまくとき、巻き方に決まりはないとは思うんですが、よりきれいに見えるようにと調べてみたりすると、
あるんですね~バリエーション
①360度全体に巻く方法
②ジグザグに巻く方法
③上部から垂らす方法
モールを上から直線的に下に向かって垂らすなんておしゃれと思いつつ
結局一般的であろう全体に巻くパターンで落ち着き完成です。
染みのお手入れについて
2023年12月2日
皆さま、おはようございます!
学生服のキョーリツのブログをご覧いただきありがとうございます!
今年は秋を感じる間もなく冬の気配が日に日に強くなっているような気がします
秋の季節が好きなので少々さみしく感じておりますが・・・
ところで、日々お洗濯しようとしたらシャツ・ジャケットの染みに気づいたなんて経験、ありませんか・・・?
ふとしたタイミングで何かをこぼしてしてしまったりして服に染みが出来てしまうこともありますよね・・・
学生生活を送るうえで欠かせない大切な衣類を少しでも長持ちできるように
今回は服の染みの対処に関して特集いたします
お時間よろしければぜひご一読くださいませ
染みの対処として重要なのは
●染みの原因(性質)を特定すること
●できるだけ早く処理すること
の2点です
まず、染みになった原因がわからないと正しい処理ができません
取れるはずの染みが処理を間違えるとかえって悪化して取れなくなることもあります。。。
そして、原因を特定したらできるだけ早く取り除いてあげることが肝要です
時間を置けば置いただけ繊維に汚れが付着しより取りにくくなってしまいます
染みの性質には大きく分けて3種類あります。(実際はもっと多岐にわたりますが・・・そこはご容赦ください。)
〇水溶性の染み(コーヒー・醤油・赤ワイン・血液など)
〇油溶性の染み(食用油・機械油・襟もとの黒ずみ・口紅など)
〇水溶性と油溶性両方の性質が混ざった染み(カレールー・マヨネーズ・インク・墨汁など)
それぞれ処理が異なり、また同じ性質のものでも場合によっては特別な処理が必要になります
すべてを取り上げると膨大になってしまうため、今回は特にご質問の多い下記4点に絞って処理方法をご説明いたします
①襟元の黒ずみ
⇒軽度なものであれば、ぬるま湯(40度前後)に襟元をつけたのち中性洗剤(食器用)をつけた柔らかい歯ブラシを使って繊維に沿って優しくこすり洗い落とします
そのあといつも通りのお洗濯をしてください
そのほかベンジンを含ませた布で軽く摘まみ叩くというのも一つのやり方になります
重度のものであれば、オキシグリーンなどの漂白剤を利用して落とすこともできますが、
服自体にもダメージがいくので大事な服であればクリーニングに出されたほうが良いでしょう
②コーヒー・醤油
⇒ついてすぐならば水を含ませた絞った濡れたタオルを利用し周囲から摘まみ叩く程度で落ちます
中性洗剤を水で薄め、それを綿棒などにつけて染みの上からたたいた後に行うとより効果的です
時間がたってしまった場合や、上記で取れなかった場合はすぐクリーニングに出しましょう
③血液
⇒基本的に②と同様で大丈夫ですが、水の温度にお気を付けください
“水”で処理をしてくださいね
というのも血液は主にタンパク質でできていますので、ぬるま湯以上の温度だと硬化が進んでしまい取れなくなってしまいます
なので、これからの時期はつらいですが冷たい水で行うほうが効果的です
④インク・墨汁
⇒これは非常に難しいものの一つで、結論から言えばこの場合はすぐにクリーニング店に持って行ってください
クリーニング店にもっていく際は原因となった筆記用具をご持参いただくことを強くお勧めいたします
というのも、インク・墨汁は筆記用具メーカーが利用者の用途に合わせて原料を化学を駆使して複雑に作製しているものです
ご家庭でこの染みを処理するのは極めて難しく、永久に取れなくなってしまうこともあります。。。
いかがだったでしょうか?
もっと詳しく知りたい、これはどうなの?といったことに関してはご要望があれば続きをブログにいたしますので
ご意見お待ちしております
【参考文献】
飯野高広著 「紳士服を嗜む 身体と心に合う一着を選ぶ」